東海道五十三次 四十二番宿場「桑名宿」へ日帰り旅行へ行ってきた!

東海道五十三次 四十二番宿場「桑名宿」へ日帰り旅行へ行ってきた!

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はい!皆さん、こんにちは、ナプラウトTV(@naproutTV)のorphenです。

先日、旧東海道 四十二番目の宿場町「桑名宿」へ行ってきました。これまで三重県は滋賀県とは隣同士なのに、どことなく距離があるイメージでしたが、Googleマップによると1時間ほどで行けるとのこと。

それなら、午後から予定が空いてくるこの日なら行ける!ということで、午前中の用事が終わったらすぐ出発!尚、この日の夜は雪が降る予報だったため早めに帰宅しないといけない状況でしたが、短時間ながら楽しめました。

三重県桑名市までは車で1時間弱

前日の夜に鉄道系YouTuberスーツさんの自転車で東海道旅の動画で桑名へ立ち寄っている様子を見て、行ってみたくなり早速翌日の午後に行ってみることにしました。

鉄道だと一度名古屋か京都まで行ってから乗り換える必要があるため、今回は自宅から車で向かうことに!

いつの間にか養老ICが出来ていて、滋賀県北部からはすぐの距離だけど高速を使ってショートカット。下道でも行けるけど、昼ごはんを桑名で食べる予定のため時間を節約します。

歌行灯本店で桑名名物の蛤をいただく!

歌行灯

無事に桑名へたどり着いた私たち。まずは昼食!ということで蛤料理が食べられる「歌行灯 本店」さんにお邪魔しました。

ランチメニューもありましたが、今回は蛤が食べたかったたため「蛤歌行灯御膳(税込 2,079円)」と「焼蛤御膳(税込 2,970円)」を注文しました。歌行灯の本店以外の店舗やメニューの情報は公式サイトを参考にしてみてください。関東方面にも支店があるようなので、関東にお住まいの方も訪れてみてはいかがでしょうか?

注文してから、ゆっくりと待っていると待望のお料理が運ばれてきました。

蛤歌行灯御膳

こちらは、私が注文した蛤歌行灯御膳。御膳の内容は、蛤入りの釜揚げうどん、ちらし寿司、天ぷら(蛤の天ぷら付き)、茶碗蒸し、デザートでした。うどんの出汁も濃すぎず、薄すぎず、天ぷらに付けて食べてもおいしかったです。

焼き蛤

そしてYoshiの焼蛤御膳に付いてきた焼蛤。蛤はもちろん流れ出てきてしまった蛤の出汁も最高に美味でした。

焼蛤御膳はうっかり写真を撮り忘れてしまったのですが、焼き蛤以外に前菜、天ぷら、茶碗蒸し、蛤入りのかけうどん、ご飯が付いてきていました。全体的に私が注文した蛤歌行灯御膳より内容が少し豪華な感じでした。

遠くから観光に来られる方なら、焼蛤御膳や蛤づくし御膳がおすすめです。ちなみに焼蛤を単品で注文すると、3個で1,200円+税、5個 2,000円+税といった感じになっています。

店内のは落ち着いた雰囲気で接客もとても丁寧で、ゆっくりと食事をしたい方におすすめです。旧東海道巡りをしながら地元の名産品も食べたいという方は是非訪れてみてください。

歌行灯本店

食後はとらや饅頭 本店へ

食後は歌行灯 本店から少し歩いたところにある「とらや饅頭 本店」へ。地元の老舗のお菓子屋さんといった雰囲気で開業はなんと宝永元年(1704年)!!

大正天皇や昭和天皇にも献上されたという300年受け継がれている「とらや饅頭」10個入りと、日持ちがする「どら焼き」を2つ購入しました。帰ってきて早速いただいたのですが、お饅頭は酒粕のような香りが漂ってきて、あんこがぎっしりと詰まっていました。

後から調べてみると、お饅頭の生地はもち米を発酵させた酒素(麹)というものが使われているそうです。その昔、伊勢国への東の玄関口だった桑名宿には多くの旅人が立ち寄り、すぐに固くなってしまうお饅頭を保存食として持ち帰ったのだとか。

夏には愛す蛤という伊勢茶を使用したアイスクリームが販売されているそうなので、また夏になったら訪れたいです。写真を撮り忘れてしまっていたので、愛す蛤を買いに行ったら撮影してきます。

とらや饅頭本店

  • 住所 三重県桑名市本町54
  • 電話番号 0594-22-0706
  • 営業時間 8:00~19:00
  • 定休日 木曜日

桑名宿観光のメイン「七里の渡し」跡へ!

七里の渡し

お腹が満たされお土産も買えたところで桑名宿観光のメインである七里の渡し跡へやってきました。

東海道四十二番目の宿場である桑名の一つ前に当たる宮宿(現在の熱田神宮あたり)とは船で結ばれていて、その距離が七里(約28km)だったことから「七里の渡し」と呼ばれています。また桑名宿側の船着き場には伊勢国の入口ということで、伊勢神宮一の鳥居が設置されています。

当時の人は、この鳥居を通るといよいよお伊勢参りの始まりだと感じたのでしょうね。今では新幹線や飛行機、自動車などで気楽に旅ができますが、当時は命がけで旅をするという側面もあったのではないかと旧東海道を旅をする動画を見ていると感じます。

昨今は旅好きが旅をしにくい時代ではありますが、当時のことを思えば少しの工夫は必要だけど全然良い時代に生まれてきていることに感謝しかありません。状況が許すようになれば、また国内・海外ともに旅をしたいです。

さて、話を七里の渡しに戻しましょう。愛知県と三重県の間には木曽三川と呼ばれる木曽川、長良川、揖斐川という大きな川が3つ流れていますが、ひとつひとつ川を越えていくのではなく渡し船で2つの宿場を結ぶという選択肢が選ばれました。今回は桑名宿側を訪れましたが、宮宿側にも七里の渡し跡が公園となって残されています。

七里の渡し跡

桑名宿側も桑名城跡を中心に公園として整備されていて、この日は天気が良くて揖斐川を眺めながら散歩を楽しめました。昨今、仕事以外では引きこもりがちで運動不足なのもあり、たまに体を動かすとやはり気持ちいいですね。

七里の渡し

散歩をしていると途中で船がたくさん停泊しているところを見つけました。今でも七里の渡しではないけど、船が出されることがあるのでしょうか?

七里の渡し跡

月曜日は休館の施設が多いので要注意!

七里の渡し

桑名には七里の渡し以外にも大正時代に建てられた洋館「六華園」や明治時代に整備された和風庭園「諸戸氏庭園」などの見所があるのですが、いずれも月曜日が休館となっています。私が訪れたのもちょうど月曜日だったため、お目当ての場所は全て休館日。ちなみに七里の渡し跡にある蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら)も中に入れて、展望台とミニ資料館になっているそうですが、ここも例に漏れず休館日でした。

桑名宿だけでなく各地の公共施設は月曜日が休館になることが多いので、お出かけの際はお気をつけください。

続いて治水神社へ

治水神社

行こうとする場所がことごとく休館日という状況にどうしようかと思ったものの最後に帰り道にある治水神社を訪れてみました。その昔、薩摩藩士たちが木曽三川周辺の治水工事を任されていたそうですが、その工事の過程で犠牲になる人も多かったそうです。

そんな治水工事の責任者であった平田大人を治水の神と讃える地元の人々の報恩感謝の熱い思いにより、昭和13年現在の地に、平田靱負大人を御祭神とする治水神社が創建されました。

平田大人を治水の神と讃える地元の人々の報恩感謝の熱い思いにより、昭和13年現在の地に、平田靱負大人を御祭神とする治水神社が創建されました。治水神社は、治水に尽力された薩摩藩士の功績を讃え、平田靱負大人の遺徳を偲び、犠牲となった多くの藩士達を慰霊しています。

治水神社Webサイトより

治水神社の目の前には木曽三川公園という日本最大の国定公園があるのですが、こちらの公園では四季折々のお花や冬にはイルミネーションが楽しめます。これからの季節にはチューリップが見頃になります。

周囲の友人たちから見応えがあると聞いているので、タイミングを合わせて来訪したいところです。ちなみに木曽三川公園も月曜日が休園日となっています。

治水神社

最後に

今まで近い様で遠く感じていて少し敬遠していた三重県ですが、久しぶりに訪れてみると見応えのある場所が多く改めてゆっくりと訪問したいなと感じました。自宅から1時間弱なら同じ県内でも大津や草津へ行くよりも近く、観光気分も味わえて良かったです。

旅行といえば遠いところへ行きがちですが、近場でまだまだ行ったことがない場所がありますね。というか、近場ほど訪れる機会がないので、これを機会に近場で新たな魅力を探しに行ってみるのもいいかもしれません。

滋賀県北部からだと福井、岐阜、三重の3県が割と近く、特に福井と岐阜は日常的に訪れることも多いけど、まだまだ知らない魅力がありそうです。日帰り旅行におすすめの場所があったら是非コメント欄やツイッターで教えてくださいね。

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