はい!皆さん こんにちは!ナプラウトTV(@naproutTV)のorphenです。
2020年9月より運行が始まったJR西日本の最新夜行列車「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス)銀河」。2021年8月現在も日本旅行専売の観光列車としての販売しかされていませんが、毎回抽選になる人気列車となっています。
そんなWEST EXPRESS銀河に2021年4月12日、山陰コースの京都駅から出雲市駅まで乗車してきました。
目次
WEST EXPESS銀河に乗車!
乗車前にまずは京都駅31番線ホームで受付。日本旅行の添乗員さんが旗を持って待機していてくれるので迷うことはありませんでした。
こちらでの受付時に旅程表や切符と一緒に同封されていた健康チェックカードを提出し、検温をしてもらいます。特に問題が無ければ、当日の注意事項が記載された紙とツアー参加者と分かるシールが配られます。
そうこうしている内に時刻は20時55分。31番線に待望のWEST EXPRESS銀河(以下、WE銀河)が入線してきました。JR東海の米原〜大垣間でよく乗車していた117系(国鉄型車両)とは思えないぐらい、かっこよく変貌をとげています。
ヘッドマークもまん丸なものではなく楕円形で特別にデザインされたものになっていて、ライトとの組み合わせがとてもかっこいいです。外から見ているだけでワクワクしてきます。
誰もが持つ「遠くへ行きたい」という憧れを叶えるをコンセプトで作られた列車なだけに期待が高まります。私が学生の頃はまだ夜行列車が定期運行されていて、いつか乗りたいなぁと思っている間にどんどん無くなっていってしまいました。ですが、今回JR西日本が新しくWE銀河の運行を開始してくれたおかげで、念願の初めての夜行列車に乗車できることとなりました。
大学生の頃、毎日新快速を待ちながら眺めていた青森行きの寝台特急「日本海」。講義が午後からしかない日に見かけた「トワイライトエクスプレス」。あの頃憧れ続けた夜行列車に30代も半ばを過ぎた頃に乗車できるとは思ってもいなくて、乗車が決まってからは毎日ワクワクして過ごしていました。
2号車 女性専用クシェット(ノビノビ座席)
今回私が乗車するのは2号車女性専用座席「クシェット(ノビノビ座席) 」です。各号車壁面には座席や寝台のピクトグラムと、WE銀河のロゴが描かれています。女性専用席用のピクトグラムも用意されています。
クシェットは1区画に2段ベッドが2つ並んでいて、全部で3区画(定員12人)あります。かつての開放B寝台を思い起こさせるような空間となっていますが、下段がかなりの低床で上下の間隔は3段式のものと比べるとゆったりとしています。
窓際にはドリンクを置いておける場所が4本分ありますが、上段の人は毎回下に取りに行かないといけないから使いにくい様に感じました。
さて、2021年4月に乗車した際には感染症対策で定員を半分程度にまで落としての運行だったため、私が乗車した際には1人で1区画使える状態でした。女性用クシェットには他に乗客はなく(前方指定席はほぼ満席)、クシェットエリア自体1人でゆったりと使え非常に快適でした。
クシェット設備
クシェットはサンライズ瀬戸・出雲のノビノビ座席と同じ指定席扱いのため、寝台料金は必要ありません。将来的に駅で普通に切符が購入できるようになれば、乗車券+指定席特急券で乗車できることになります。
クシェットに付いている車両設備は、以下の通り
- まくらカバー
- ブランケット
- ACコンセント
- 個別照明
- 小物入れ
まくらカバーはあるものの枕は付いていません(一般車両のクシェットも同じ)。ということで、私は空気を入れて膨らませるクッションにも枕にもなるアウトドア用品を持参しました。
この商品の良いところは空気を抜けば小さく折り畳め、バックパックの中のスペースを取らないところです。Amazonのリンクを貼っておくので、もし良ければ参考にしてみてください。
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女性専用席限定プレゼント
2021年4月に乗車した際、沿線自治体から女性専用席の乗客限定で「おもてなし」ということでプレゼントをいただきました。クーポン付きの観光マップや、日帰り入浴に便利そうなアメニティキット、木次線オリジナルマスキングテープと沿線マップ、はとむぎチョコ、マスクケースなどが入っていました。
いただいたものの、もったいないくて使えず未だに大事にとってあったりします。
WE銀河車両案内
WE銀河の各デッキには、上記の様な車両案内図が掲示されています。出雲市方面は1号車を先頭に2号車、3号車と続き1番後ろが6号車となっています。
各号車の座席配置は下記の通りです。
- 1号車 ファーストシート(グリーン車)、専用ラウンジ
- 2号車 女性専用席(指定席・クシェット)
- 3号車 普通指定席・ファミリーキャビン、フリースペース明星
- 4号車 フリースペース遊星
- 5号車 クシェット(普通車ノビノビ座席)
- 6号車 プレミアルーム(グリーン個室)、フリースペース彗星
フリースペース
4号車は1車両丸ごとフリースペースとなっています。夜食と朝食のお弁当もこちらで受け取り、フリースペースでいただくことができます。各座席にはアクリル板が設置されているのですが、こちらにもヘッドマークをイメージしたロゴがデザインされています。
またフリースペースには記念撮影用のパネルも用意されていて、乗車の記念に写真を撮ることができます。
最後尾の6号車にあるフリースペースは、運転席が見られる向きに座席が配置されています。復路の出雲市〜大阪間なら先頭車両になるので、先頭展望を楽しめそうです。
夜食は銀河特製弁当!
大阪駅で夜食のお弁当が積み込まれ配布の準備が整うと、車内アナウンスが流れます。事前に旅程表と一緒に送られてきた引換用のバウチャーを握りしめて4号車へ向かいます。
お弁当を受け取って開封してみるとお弁当箱がプラスチック容器になっていて、記念に持ち帰れるようになっています。出雲市へ到着後に宿泊したホテルで洗って自宅へ持ち帰りました。とても良い思い出の品になりました。
さて、肝心の気になるお弁当の中身はこんな感じ!
たこ飯おにぎりが2つ、芋たこ南京という炊き合わせ、すぐきの漬け物、抹茶味のわらび餅というあっさり目の組み合わせです。たこ飯おにぎりは明石駅の「ひっっぱりだこ飯」を思い出す味。遅い時間の食事だけど優しい味付けでおいしくて完食してしまいました。
夜食を食べ終えて歯磨きをして寝る準備をしていると、時計の針は12時を回り「おやすみ放送」が流れました。
WE銀河は特急ですが臨時列車なため通常運行している列車に線路を譲ることになり、新快速や普通列車にも追い抜かれる程のんびりと走行しています。21時15分に京都駅を出発したWE銀河の24時の段階での現在地は加古川駅。夜眠っている間に山陽本線を岡山まで走行し、伯備線へと入っていくことになります。
それでは翌朝までおやすみなさい!
WE銀河翌朝は各地でおもてなし
WE銀河の中で一夜を過ごし目が覚めるとWE銀河は伯備線「生山」駅へ。ここで特急やくも号との行き違いをするために停車します。この停車時間を利用して、地元からのおもてなしという事でトマトジュースの販売と、地元日南町産のトマトを使った特産品の販売行われました。
トマトジュースはWE銀河プランの中に含まれていて事前に引換バウチャーが送られてきているので、バウチャーと交換でいただきました。しかしトマトは好きだけどトマトジュースは苦手・・・という事でお土産用に地元日南町産トマトを使ったミネストローネとカレーを購入しました。
帰宅後いただいたのですが、どちらもトマトの瑞々しさがあっておいしかったです。トマトジュースも持ち帰り家族にお土産に渡したところ、トマト感があっておいしかったそうです。
安来駅では安来節でおもてなし
生山駅、米子駅と停車し列車は安来駅へ。安来駅では銭太鼓と安来節でお出迎え。写真を撮り忘れていますが、ひょっとこのお面を被った踊りも披露されていました。この様な感じで翌朝は沿線の方々によるおもてなしが続々と行われます。
朝食は銀河特製おにぎり弁当
さて順番は前後しますが、米子駅を出発後に朝食のお弁当を受け取りました。朝食は銀河特製幕の内弁当とおにぎり弁当の2種類から選べました。
私は朝から幕の内弁当を食べきれる自信がなかったため、おにぎり弁当をチョイス。少し乗り物酔いをしてしまって全部は食べ切れなかったのですが、おにぎりも周りのおかずもとてもおいしかったです。
1時間遅れで出雲市駅に到着
安来駅出発後は松江駅に停車し、出雲市駅へラストスパート!!
この日は雨と強風の影響で大幅に遅れていて12時間の旅の予定が都合13時間の旅になりました。普段なら1時間も遅延したら不満を持つのですが、WE銀河に関しては長く乗れてラッキーと感じていました。
途中風速が規制限度を越えて長時間停車することになった時には途中で運行打ち切りにならないか心配でしたが、悪天候の中最後まで運行していただきありがとうございました!車掌さんによる観光案内や途中の停車駅で「写真お撮りしましょうか?」と声をかけていただいたりして、あっという間に時間が過ぎていきました。
2021年8月現在、WE銀河は紀南コースとして和歌山県の新宮駅行きで運行されています。今回も事前応募の抽選制ですが、機会があれば是非また乗車してみたいです。
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